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土のアラカルト№214 限界動水勾配

mitsu993

2024.1.6. sat.☁︎.

浸透力で説明した通り、浸透力:jと水中単位体積重量:γ'の

つり合い関係から、

・・・j=i_c✖️γw [kN/㎥]

🟤

・・・γ'  [kN/㎥]

ここで動水勾配:i=h/L・・・h:水頭差[m], L:試料長さ[m]において、

jとγ' がつり合うときに、i_c :限界動水勾配[無次元]は、以下のように

導かれます。

i_c=γ'/γw

ここで、γ'=ρ’✖️g, γw=ρw✖️g

飽和土の二層構造図から、ρsatを求めましょう。

飽和なので、空隙は全て水で満たされています。

土が1c㎥, 水が e c㎥の時、それぞれ密度ρs[g/c㎥], ρw[g/c㎥]をかけると

Vからmへの変換が可能です。

V[c㎥] ➡︎変換➡︎m[g]

e

water    ρw

 e✖️ρw

1

soil ρs

 1✖️ρs

ρsat=m/V=(e・ρw+ρs)/(1+e)

ρ'=ρsatーρw=(e・ρw+ρs)/(1+e)ーρw=(ρsーρw)/(1+e)

∴i_c=ρ'/ρw=(ρs/ρwー1)/(1+e)=(Gsー1)/(1+e)

つまり、Gs:土粒子比重は2.6~2.7 [無次元]くらいで、

砂の間隙比:eは0.5~0.8 [無次元]くらいとして

i_c=1.6/1.5=1.07 [無次元]

が一般的な値として予想できます。


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