2024.1.6. sat.☁︎.
浸透力で説明した通り、浸透力:jと水中単位体積重量:γ'の
つり合い関係から、
↑ ・・・j=i_c✖️γw [kN/㎥]
🟤
↓ ・・・γ' [kN/㎥]
ここで動水勾配:i=h/L・・・h:水頭差[m], L:試料長さ[m]において、
jとγ' がつり合うときに、i_c :限界動水勾配[無次元]は、以下のように
導かれます。
i_c=γ'/γw
ここで、γ'=ρ’✖️g, γw=ρw✖️g
飽和土の二層構造図から、ρsatを求めましょう。
飽和なので、空隙は全て水で満たされています。
土が1c㎥, 水が e c㎥の時、それぞれ密度ρs[g/c㎥], ρw[g/c㎥]をかけると
Vからmへの変換が可能です。
V[c㎥] ➡︎変換➡︎m[g]
e | water ρw | e✖️ρw |
1 | soil ρs | 1✖️ρs |
ρsat=m/V=(e・ρw+ρs)/(1+e)
ρ'=ρsatーρw=(e・ρw+ρs)/(1+e)ーρw=(ρsーρw)/(1+e)
∴i_c=ρ'/ρw=(ρs/ρwー1)/(1+e)=(Gsー1)/(1+e)
つまり、Gs:土粒子比重は2.6~2.7 [無次元]くらいで、
砂の間隙比:eは0.5~0.8 [無次元]くらいとして
i_c=1.6/1.5=1.07 [無次元]
が一般的な値として予想できます。
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