2024.2.29. thu.☁︎.
約30年くらい前の話しです。その頃、大学院の修士課程て、研究の成果をPRする場所として、土木学会や地盤工学会の四国支部での発表を重ねていました。発表にも慣れてきて、準備も手際良くなってきました。ある時、発表後にお隣りの国立大学のS先生に呼び止められました。君の発表は少し手抜きが感じられるので、次からはちゃんとして下さいというお叱りでした。その頃は、他大学の学生でも、等しく愛情を持って真剣にご指導いただける環境がありました。それ以来、発表はどんなに時間がなくとも、精一杯準備するようにしています。15年くらい過ぎて、その先生にお会いした時、聞いてみましたが、「そんなことあったかな?」とは、オチがつきました。他高専や他大学の学生にも等しく指導できるような環境づくりに努めていくのも、高専の教員の仕事になります。
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