2024.4.5. fri.☁︎.
先日コンクリート関係の業者さんと再生骨材の現状について、お話を伺いました。鉄筋コンクリートの建物を壊したと想定しましょう。中の鉄筋は99%くらい再生されます。残りのコンクリートは、破砕機で粉砕するなどして、粗骨材と呼ばれる石ころ成分は、道路の基礎部分などに転用されます。残りの細骨材と呼ばれる砂とセメントが付着した部分は使い物にならず、産廃として埋め立て処分されています。最初の鉄筋コンクリートの体積からすると、少なくとも半分以上が埋め立て処分されている計算になっています。お金をかければ細骨材とセメントを分離できるかもしれませんが、自然の土と比べて価格に見合わないとか、残っているセメント成分が再び硬化して悪さをするかもしれないなど、実際の現場に使うには、まだまだ高いハードルがあるようです。
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