2023.8.30.wed.☁︎.
台風後も天候不順が続いています。天候急変の時には、寒冷前線特有の突風が吹くことがあります。突風やつむじ風は、運動場に設置してある設備にも、重大な被害を及ぼす恐れがあります。多少の重しや杭を打っているくらいでは、突風の力には対抗できません。運動場の表面は、表面摩擦力が少なく、表層数cm地中部は十分締め固まっておらず、杭の引き抜き抵抗力が得られないのです。雨天続きだと、設備が水に浮いているのと同じです。また、風の方向も気まぐれですので、想定している逆側に転倒することもしばしば起こります。最小仕事の原理や転倒モーメントだけでは、事故防止の想定が十分ではないことがあります。
Comments