土のアラカルト No.1215 OCW探求141
2026.9.27. Sun.
大学の土質力学の講義資料が
OCWなどとして公開されて
います。また、少し古い教科書から
演習問題を探求してみましょう。
土質工学演習(基礎編)、河上先生 著、
森北出版社です。
Q.p.9, 演習問題[1.9] (一部改変)
ある土取場から採取した
乱さない試料について
試験した結果、その土の
含水比w=15%、間げき比e=0.60、
土粒子密度ρs=2.70 g/㎤ である。
この土の含水比w1=18%になる
ように調整し、これを均等に
締め固めて、乾燥密度ρd=1.76g/㎤の
盛土を施工した。
①土取場から採取した乱さない試料の
飽和度Sr0、湿潤密度ρt0、
乾燥密度ρd0を求めよ。
②締め固め施工を行う際、含水比を
調整するため、1万㎥の土に
加えるべき水量はいくらか。
③盛土が完全した後、貯水により
飽和してかつ体積が変化しない
とすれば、その時の含水比w2と
飽和密度ρsat2はいくらか。
④盛土が吸水して飽和して
体積が5%増大したとすれば、
その時の含水比w3と飽和密度ρsat3
はいくらか。
A.①三相構造図を利用します。
a.土取場
V= 59.26[c㎥] ρt= m=115[g]
Va=7.22 (Air) ma=0
Vw=15 ←(Water) ←mw={15}
Vs=37.04←(Solid) ←ms={100}
ρs=2.70
Vs=100/2.7=37.04 ㎤
e=Vv/Vs=(Va+15)/37.04=0.6
Va=0.6×37.04-15=7.22 ㎤
V=7.22+15+37.04=59.26 ㎤
∴Sr0=15/(7.22+15)×100=67.5 %
ρt0=115/59.26=1.941 g/㎤(t/㎥)
ρd0=100/59.26=1.687 g/㎤(t/㎥)
②
b. 盛土
V=56.82 [c㎥] ρt= m=118[g]
Va=1.78 (Air) ma=0
Vw=18 ←(Water) ←mw={15→18}
Vs=37.04←(Solid) ←ms={100}
ρs=2.70
ρd=100/V=1.76
V=100/1.76=56.82 ㎤
ρt1=118/56.82=2.077 g/㎤(t/㎥)
1㎥あたりの水量増分は
Δmw=0.03×1.687×10000=506 t
③Va=56.82-18-37.04=1.78 ㎤
c. 盛土の飽和
V=56.82 [c㎥] ρt= m=118[g]→119.8
Va=1.78→0 (Air) ma=0
Vw=18→19.78(Water) ←mw={15→18}→19.78
Vs=37.04←(Solid) ←ms={100}
ρs=2.70
w=19.8%、ρsat=119.8/56.82=2.108 g/㎤
④
V’=1.05×56.72=59.56㎤に
なったという意味である。
ΔV’=59.56-56.84=2.72 ㎤は水の
体積が増えたと解釈できるから、
d. 盛土の膨張
V=59.56 [c㎥] ρt= m=119.8[g]→122.5
Va=0 (Air) ma=0
Vw=19.78→22.5(Water) ←mw={19.78→22.5}
Vs=37.04. ←(Solid) ←ms={100}
ρs=2.70
Vw=19.78+2.72=22.5 ㎤
∴w3=22.5%, ρsat=122.5/59.56=2.057g/㎤
※答合わせ🖊️🔍‥⭕️、⭕️、⭕️、⭕️
📗キーワードスタディ
①落花狼藉(らっかろうぜき)、花が散り乱れる様子や、物があたり一面に散らかって乱雑になっている状態を意味する四字熟語。
②野暮(やぼ)、人情の機微(細やかな心情)が分からないことや、言動・趣味などが洗練されていない様子。
③芥もくた(あくたもくた)、何の役にも立たないつまらないものや、ゴミ・がらくたを意味する言葉。
④加工食品‥農産物や水産物などの食材に、加熱、調味、冷凍、発酵といった何らかの加工を施した食品。
⑤影響‥ある物事が他の物事に働きかけて変化や反応を引き起こすこと、またはその結果生じた状態のこと。
⑥欧亜‥欧羅巴(ヨーロッパ)と亜細亜(アジア)の二つの地域(または州)を合わせた言葉。


コメント