2023.6.20.tue.☀.
私が赴任してきて,一番最初に導入したのが標準貫入試験・N値の大切さでした。何だかんだ言っても,日本の土木設計はN値から推定するようになっていますので,その定義を知ることが根本になると考えたからです。その一方,精緻な室内試験,模型実験,屋外の地盤調査機器の整備にも注力してきました。まずはN値から設計はできるようにしつつ,弱部を見逃さずに精緻なサンプリングや原位置での調査・試験,あるいは試験室に持ち帰っての試験になります。高尚な解釈こそが地盤技術者の腕の見せ所です。N値から採取されるペネ管内の試料で追加試験もできるので,選択肢が広がります。当校の建設学生には,少なくとも複数年,N値の定義「63.5kg ± 0.5 kg のハンマーを高さ76 cm ± 1 cm から落下させ,サンプラーを 30 cm 貫入させるのに要する打撃回数(N 値)をはかる。」を唱えさせてあるので,現場に行くと話が早いと耳にしたことがあります。就職試験や大学編入学試験などにも頻出しています。 #標準貫入試験
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