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土のアラカルト No.1129 OCW探求56

2026.7. 3. Fri. ☁︎.

大学の土質力学の講義資料が

OCWなどとして公開されて

いるので、少し問題探求をして

みましょう。

2025年、京都大から、土質力学Ⅰ、

中間試験です。

Q.以下の設問に答えよ。

①図 1 に示す各パラメータと

重力加速度 g を用いて,次の各指標を

表せ.

・土粒子密度

・間隙比

・飽和度

・含水比

・湿潤単位体積重量


②土取り場掘削した土を用いて,

締固め後の体積が 20,000 m3 の

盛土を建設する。土取り場の土を調査

した結果,自然状態の土について

次の値を得た。湿潤密度 1.80 Mg/m3,

含水比:15.0%,土粒子の比重:2.70,

最大乾燥密度:1.70 Mg/m3,

最適含水比:17.0%

この締固め試験の結果に基づき,

盛土建設時には散水をしながら

最適含水比の状態に調整し,最大

乾燥密度の 95.0%の乾燥密度

Dc = 95.0%)で盛土を施工する

ことにした。このとき以下の問いに

答えよ。ただし,水の密度

ρw =1.00 Mg/m3 ,

重力加速度 g = 9.81 m/s2 とする。

(②-1) 土取り場における自然状態の

土の間隙比,飽和度,乾燥密度を求めよ。

(②-2) 土取り場から掘削する自然状態の

土の質量と体積を求めよ。

(②-3) 築造した盛土の湿潤単位体積重量を

求めよ。


A.

①三相構造図を利用します。

V= [㎥] m= [Mg]

Va= (Air) ma=0

Vw= ←(Water) ←mw: w

Vs= ←(Solid) ←ms: 100

ρs=


・土粒子密度 ρs=ms/Vs [Mg/㎥]

・間隙比 e=Vv/Vs [無次元]

← e: 1=Vv: Vs から解を得ます。


・飽和度 Sr=Vw/Vv×100 [%]

・含水比 w=mw/ms×100 [%]

・湿潤単位体積重量 ρt=m/V [Mg/㎥]


②Vv=26.85

V= 63.89 [㎥] ρt=1.80 m=115 [Mg]

Va=11.85 (Air) ma=0

Vw= 15 ←(Water) ←mw: 15→17

Vs= 37.04 ←(Solid) ←ms: 100

                            ρs=2.70


Vs=100/2.70=37.04 [㎥]

m/V=1.80よりV=115/1.80=63.89 [㎥]

Va=63.89-15-37.04=11.85 [㎥]

②-1 …間隙比,飽和度,乾燥密度

e=26.85/37.04=0.725 [無次元]

Sr=15/26.85×100=55.9 [%]

ρd=100/63.89=1.565 [Mg/㎥]


②-2と②-3…ρd=Dc×ρdmax=0.95×1.70=1.615  [Mg/㎥]

ρt=ρd×(1+w/100)=1.615×(1+17/100)=1.960   [Mg/㎥]

V'=20000 [㎥]よりw=17%の土が

m'=1.960×20000=39200 [Mg]必要。

土取り場のm0[Mg]、V0[㎥]は

m0:m'=115:117=m0:39200

m0=39200×115/117=38530 [Mg]

V0=38530/1.8=21406 [㎥]


※答合わせ🖊️🔍‥🈖なし

数字の整理に三相構造図を使用

しています。

高校検定教科書にならって、Mg/㎥より

g/㎤が馴染みがあると思います。

📗キーワードスタディ

① 粟立つ‥⭕️寒さや恐怖、興奮などの刺激によって、皮膚の毛穴が盛り上がり、粟(あわ)の粒のようなぶつぶつができること。

② 金城湯池‥✖️非常に守りが固く、攻め落とすのが極めて難しい城や陣地のこと。

③ 野外‥⭕️建物の外や、自然が広がる空間のこと。

④ 拾い箸‥⭕️箸から箸へと食べ物を受け渡す行為。

⑤ 轆轤細工‥✖️ろくろ、木材や粘土などの素材を回転させながら、刃物(カンナ)や手で削り・成形する伝統技術。

⑥ 離島航路‥⭕️本州・北海道・四国・九州の4島(本土)と離島を結ぶ航路、または離島同士を結ぶ船舶の定期航路。

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