2023.6.19.mon.☀.
土質力学,地盤工学の最初のあたりは,係数を覚えるところからスタートしています。どんな見やすい教科書でも,ここでつまづくというか嫌気がしてしまうように思います。単位変換の話にしたり,イメージを単純化するためのモデルの話をしたり,あるいはコンクリートの配合設計でも同じことが言えるなど,結構表現に工夫を重ねています。地下水位より深くなると飽和で土と水の二相構造,地下水位より浅いと不飽和となり空気,水,土粒子の三相構造になります。雨で地下水位が変動しますし,工事では意図的に水位を調整して現場の安全のために一時的に水位を調整することもあります。空気の層の取り扱いについては,空気の質量はいつも実質ゼロだけれども,体積は飽和の時はゼロ,不飽和の時はゼロではないというもどかしさにあります。でもちゃんと順番を追っていけば,難しいことはありません。じっくり三相の質量と体積を分かりやすく表現できるように手を動かして図を完成させ,左右の数値と単位をよくみて目と頭で納得さえすれば,単純なことです。
#土質力学
#地盤工学
#教科書
Comments