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mitsu993

土のアラカルト⑧​土の中の水の動きを追う

更新日:2023年11月8日

2023.6.14.wed.🌂. 

学生の面接実技練習をいていて,GX(グリーントランスフォーメーション)や浸透型側溝,透水型護岸の話題が出ました。これらは,ちょうど研究に取り組んでいる内容とタイムリーに合致しています。香川県はプレキャストコンクリート製品メーカーが地場産業になっている関係で長くお付き合いしています。また,関係の先生のご紹介で,県外のメーカーとも長く連携してきました。その地道な研究成果が実を結んで,大きな社会実装への移行時期を迎えています。中小河川護岸や道路や駐車場周辺部の側溝は,今までは雨水を早く下流に流すことだけを考えていました。ところが現代では,たくさん集めない,早く流さないがキーワードになっています。護岸や側溝自体はコンクリート製品できちんとその性能,地域を守りながら,その背後にある裏込め土や自然の地山との水のやり取りを行い,保水性,浸透,透水といった一連の土の中の水の動きを,自然の摂理に任せて利用しようとするものです。用地境界上,官民の境界線や車道と歩道など実際には,乗り越えなければならない課題が山積しています。また,土の中の水の動きは現地では見えないので,これを実験室で再現するときには,準備と工夫が必要になります。目に見えない土の中の水の動きだからでしょうか,実験さえきちんと行われず,設計,施工されてきた実態も分かって来ました。

#実技練習

#浸透型側溝

#透水型護岸

#プレキャストコンクリート









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