2023.8.15.tue.🌀☔︎. 今、土の模型実験で、風乾状態から湿潤=不飽和、飽和まで変化させる実験を行っています。当然ですが、土の力学の一番難解な状態変化を追いかける訳ですから、予想外、想定外の結果が普通に出て来ます。特に、不飽和から飽和に向かう含水比(率)と飽和度の関係と飽和から不飽和に向かう過程では、同じ経路をたどららないというものです。水分特性曲線とも呼ばれ、ヒステリシスカーブかその特性を示します。模型実験では、積層効果で土被り圧の永久にも出ますから、現象は難解なものになります。コンクリート、プラスチック、化学繊維、細粒土、粗粒土、アクリル壁面の影響、水の粘性、細粒分移動と、材料だけでも大変な組み合わせです。浸透力、層流、静水圧分布など、土の中の水の状態変化は、とことん奥深いものです。 #水分特性曲線
土のアラカルト№69 ヒステリシス
更新日:2023年11月29日
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